紀路・中辺路(全13回第4回)2005.08.28.

八上王子〜大賀ハス〜稲葉根王子〜水垢離場〜潜水橋〜一ノ瀬王子

10:55
今日は「とれとれ市場」にて昼食。

生ものが嫌いな私でも美味しく食べられる刺身が出た。
他、要は下で売っている物の試食会のよう。
従って?ここでは完全に1時間の休憩。

え?私が買った物?
那智の滝・御神域で出会った達也クンが電車の中で振る舞ってくれた「うつぼ」

まあ、ビールのあて。

12:23


八上神社は
西行法師の
歌で有名。

12:00の出発から20分ほどで「八上王子跡」に到着。
右端の写真は、西行法師の昔の歌碑。
字が読めなくなったので新しい歌碑を建てた。

    



せっかく桜が美しく咲いているんだから
三栖から吹く風よ、あんまり強く吹いて花を散らすな
・・・とかなんとか・・・

12:40


















この川べりの道を行けば「大賀ハス」「岡藤」で有名な「田中神社」が右手に。

何で「ハス」というのかな〜?
ハスの実が写真のように「蜂の巣」に似てるから「ハス」なんですって〜。

  

神社にある「岡藤」は大きい物は根回り70cmほど。
南方熊楠(みなかた・くまぐす:植物学者)の命名である。

    境内

12:55











更に川沿いを歩き・・・

もう稲刈りが終わっている田もある


13:10峠を越えて・・  民家の方へ出る

13:26
さすが和歌山!至る所・家々で梅を干している!
梅の良い香りが立ちこめ、匂いを嗅ぐだけで疲れが取れそうである。

13:27


「稲葉根王子」到着!

ここでは割と贅沢な接待が行われたようである。

さてさて・・・ここには最も神聖視されていた岩田川が流れていて・・・
上皇から身分の高い女性に至るまで禊ぎをして渡ったという川であり、
一番大事な作法の場であり、
「平家物語」「義経記」にも「この岩田川を一度でも渡った者は悪行煩悩が消滅する」と言われた。


「岩田川、わたる心の、深ければ、神も哀れと、おもはざらめや」

信仰心があれば神も哀れと思って下さり、悪行煩悩を消滅させて下さる


と花山院法皇が詠まれたほどである。

13:37



写真は私では
ありません。















ご覧のように水はキレイで、少し生ぬるいが、とても気持ちが良い。

「わしは何にも悪いことしとらんから入らんでエエわ〜」
「わしは少しだけ悪さをしたから、ちょっとだけ入っとくわ〜」
「私は顔も洗いたいわあ!」
「顔の悪いのもキレイになるんかなあ?」

などと大騒ぎの中、手を浸す。
川の周辺を見回せば景色は大きく美しく、遙か彼方、山々に抱かれて・・・
本当に悪行煩悩が消滅するような気分になれる。
単純な私は、今一度手を浸す。


これから行く一ノ瀬王子跡は、ご覧のように進みます〜!
 

13:50
「潜水橋」は、水かさが増すと水の中に沈むようになっている。
両端は丸くなっていて水の抵抗を少なくするようにできています。
ここは自転車も通る橋ですが、恐怖症の私は目が回っています。
何でもイイから囲いが欲しいのです。

13:54
    14:00 ここは蛍が多いそうです。

14:06
達磨寺   

15:12
一ノ瀬王子到着!

















ここは別名「藪中王子」と言われるほど藪が生い茂っていたが
現在ではきちんと刈り込まれているので、もう「藪中」とは呼べない。

 

15:30 近くに止めてあったバスまで到着〜!
15:40 出発〜!

しかし途中で渋滞に巻き込まれ、かなあ〜りのロス。

家に着いたのは21:00前。
少し前に主人が「今、丸山弁護士がゴールした」とメールで知らせてくれた。

そう!今日は24時間TVで丸山弁護士が100kmマラソンに挑戦していたのだ!

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