2006.05.06〜07 熊野三山 その2

事件発生!
デジカメが変だ!・・・「カードが異常です。画像がありません」・・・
以前に一度、同じようになってしまって、主人に復活させてもらった事がある。
が・・困ったなあ・・替えのカードも実は調子が悪いのだ。
ん?カードが?本当はデジカメじゃあないのか〜?

どうやっても動かないのでカードを替える。
何とか写るようになっている!良かった!











08:15 宿を後にする・・雨だ・・
天気予報では昼過ぎには大雨。雷注意報が出ている所もある。

最初に那智の大滝・・一の滝・・に着く。参拝!
夜中からの雨で水量が増し、ものすごい迫力だ!
一度、母と台風通過後に来た時の次にすごい!
思わず手を合わせる・・

今、分かったが・・あんなに写したのに・・
カードを替えてから何枚も写したのに・・
特に那智の滝では結構たくさん・・
なのに・・青岸渡寺までの写真が全くない!
なんでですかぁ〜?

滝から、またバスに乗り、那智大社へ。
バスは観光用のバスも路線バスも止まる駐車場まで行き、待機。

09:32 西国1番札所:青岸渡寺
今年、二度目のお詣りだ(3月5日・・去年は17日)
9:43 那智大社

去年の時と同じく雨でけむって素晴らしく幻想的だ!
雷予報さえなければ最高のシチュエーションだ!

10:00 バスに集合

予定は、ここから那智駅近くの補陀洛(ふだらく)山寺までの7km程を歩き、
他の王子跡などを見るのだが、今日は悪天候のため、歩くかバスで移動かを選ぶ。
私は迷わず「バスで!」と元気よく手をあげた。5人がバスで移動した。
したがって・・・2時間半ほどの行程が一気に縮まった私達は・・・ヒマを持て余した。
私は皆が到着するまでに寺の写真などを撮ったり、トイレに行ったり・・
でも〜本当は〜すぐ側の那智駅前にある大衆の温泉(¥600)に入りたくて・・
でも〜気が小さくて真面目な?私は皆から羨ましがられないかと・・怒られないかと・・(ホントかな〜?^▽^)・・バスで待っていた。
 

↓振り分け石
 



鳥居で囲まれた小舟
即神仏のような意味か?
12:20 くらいか?バスの窓から皆が見えた。

住職さんの講話が聞ける!

ここは何と世界遺産に指定されています。
何故かと言えば、この寺が「補陀洛渡海(ふだらくとかい)」で有名だからです。補陀洛とは、簡単に言えば極楽という事です。

大峯奥駆・千日回峰行などで知られる修験者は、つまるところ現世での欲を全て捨てて極楽往生する事が目的でした。その究極が、この寺の補陀洛渡海です。住職となったら、次は、小さな小舟に入り、外から入り口を閉めてしまって海に流したのです。

西(あるいは南)にあるという極楽浄土を目指したわけですが、ここの海の沖には黒潮という流れがあります。これは西ではなくて東から北へ向かって流れているわけですから、最初から極楽には辿り着くことはできないのです。
漁師さんは知っていたでしょうに、何故、多くの僧侶が船に乗ったのか私には分かりません。まるで死ぬことだけが目的だったように思えます。

実は補陀洛渡海は、この寺だけでなく、あちこちで行われましたが、それらの総数と、ここでの数は何故か同じなのです。

868年・・(あれ?878年だったかな?)・・から17XX年まで行われました。
妙法山・阿弥陀寺
公式HPへ

那智の滝の更に上にある・・妙法山という山は、補陀洛渡海と同じような意味を持っています。修験者は修行を積むと全ての欲が無くなって・・「生きる」という事にも欲が無くなるのか、それを越えられるのか・・行が終われば、熊野三山にお詣りをすませ、その妙法山で焼身自殺をしたそうです。
今でも黒くなっている場所があります。

この寺のご本尊様は千手千眼観音様です(十一面千手千眼観音様)
秘仏なので本来はお目にかける事はできませんが、今日は特別に開けさせて頂きます。中には入れないので、遠目ですが、そこから拝観して下さい。

(本当に千本の手があるのは大阪の葛井寺と・・忘れた・・3つあったと思うけど・・)

などなど、とても丁寧に説明して下さった。

妙法山は、那智・二の滝・三の滝に行くときに標識があった。
HPでは紹介していないが、写真にあったはずだ。あとで探してみよう・・
行ってみたい!山を歩いて行ってみたい!行くぞ!

さてさて・・ここから、宿のあった新宮へ戻って昼食。
そして熊野速玉大社(新宮大社)に参拝。
ちなみに・・速玉大社は、新しい宮(社)という意味で「新宮」と呼ばれ、それが地名にもなったそうだ。

左手に「なぎの大樹」
社務所? 右手に御神殿

この「なぎ」の枝を家の軒にさしているのを見かけると・・・
「熊野詣の方、泊まっていいよ〜」
という合図なのだそうだ。
ちなみに、枝を身体につけて「お守り」とし、長い道中を帰っていったそうだ。

御幸された方々の名簿

これで熊野三山への参拝は無事終了・・
でも〜・・もともと・・全て歩いてからのご報告の参拝なので、2回抜けている私としては、少しばかり心残りだ・・

え〜・・熊野詣の大きな仕事は?・・・皆さん、知ってますか?ただ、お詣りすればいいというわけではありませんよ〜!

「熊野午王(ごおう)の宝印」を頂いてくることなのだぁ〜!

揃いました!頂きました!え?見せろって〜?嫌ぁ〜だよぉ〜!
見たかったらネット検索して〜!
・・という事で、今回の熊野三山参拝は終了!

帰りのバスの中で、洪水のような濁流になっている、普段おとなしい川を見て、
「こんなふうに・・本宮は流されてしまったんだなあ・・」と・・

低い橋など、スレスレで隠れそうになっているし、山という山からは滝が出現し・・
大雨警報にふさわしい眺めだった。

まあ〜2日目で良かった〜!昨日だったら「お手上げ」だったなあ〜。
まだ良かった〜!ありがと〜〜〜!

追伸!・・妙法山への分岐点の写真ありました!

青岸渡寺の先を入って行きます こういう階段を登ると すぐにあります! 左へあと2.4kmです!
ちなみに二の滝や大雲取越えは右です!



inserted by FC2 system