熊野古道:紀伊路・中辺路 (全13回第3回)  2006.07.09.日

高原の里〜高原熊野神社〜針地蔵〜
〜剱ノ山〜不寝王子〜乳岩〜滝尻王子

昨年、行かなかった・・雨でキャンセルしたと思う・・第三回の滝尻王子!
梅田発・・8日(土)
三宮発・・9日(日)
・・どっちにしよう?・・と思いつつ時間が経ち・・JRのイベントで8日(土)「リトル比良」を発見!
以前より行きたかったので9日(日)を申し込む

・・しかあ〜し!台風がどうのこうの・・9日の方が接近するじゃぁ〜ん!・・もう比良はやめて8日にしようか?席が空いていたら集合場所が違うだけだから変更できるかも〜?と思いつつ・・なぁぁぁ〜んか気が乗らなくて、ほったらかしに・・
結局、比良は行く気が失せて土曜は家でゴロゴロ・・

ふふふ・・晴れ猫の威力発揮!・・土曜は終日雨!(だったそうだ)
8:50 いつもの紀ノ川SA。

どおぉぉぉぉ〜〜〜んよりの空模様。でも今日は安心!
昨日は前線が、どぉぉ〜ん!と横たわっていたけど、今日は少し斜め北上したから雷はない!
2ヶ月ぶりの熊野古道に興奮気味である。
いつものように少し離れたトイレへ行くと・・わぁぁぁ〜い!ツバメだあ〜!

静かにしていたのに私がフラッシュをたいた途端にギャーギャー騒ぎ出してしまった。ごめんよ〜起こしちゃったかな?
11:00 見慣れた牛馬童子の道の駅だ。ここで地元の方が作ってくれるお弁当!

いつも旨い!毎回違う内容で、工夫を凝らしてくれているので感謝している。
あ!ここは例の「キジ丼あり」の所です!
11:40 出発で少し戻るカッコウだ。

11:50 
今日のスタート地点到着!ここは昨年12月、悪四郎山へ登った時のスタート地点でもある。

(途中の高原霧の里休憩所までは全く同じなので興味がある方は比べて下さい)

今日のコースは藤原定家「熊野御幸記」によれば・・夜中に歩いているのだ!
熊野詣には必ず陰陽師がついていて全てを決める。
あと・・定家とはコースを逆に歩く。バスの待機場所など色々と都合があるので、どうしても、その通りにはいかないのが残念!

定家は前日、足を痛めたので輿に乗っていったそうだ(喜んでいたりして・・?)
「山中の宿に着く」との記述があるが、「山の中の宿」という意味で高原の辺りか?
また、この宿は・・・
「此の所 又 不思議奇異の小屋なり。寒風甚だ堪え難し」だそうだ(^▽^)
空を見るのじゃ〜!
明るくなってる!
軽い準備運動
あくまで軽い!
でないと出発前に・・?
11:55 橋を渡る〜・・
ここンとこの雨で増水した川は
勢いがスゴイ!
12:01 私の大好きな山道・・と言いたいが・・今日は暑い!
普段から「寒い」は敏感だが「暑い」には鈍感な私でも・・暑い!しかも問題は湿気が凄い!
まるで・・湿度100%の気温30度以上!・・これには辟易!
12:20 
高原熊野神社への標識
12:25 去年はこの辺りで
「もうじき雪が降るで〜」と
声をかけられた。
12:30 
高原霧の里・休憩所

見晴らしバツグン!

今日も一緒だ
キーホルダー






この辺りはイーデス・ハンソンさんが住んでおられる地区!ご主人の実家も近くにあるとか・・え?家ですか?私は教えてもらいましたが・・ナイショ!・・それに写真には撮ってないしね。

ど〜しても知りたい方はツアーに参加して下さいな!(^▽^)次は12月に、ここに来ますよ!
ここから先は初めての道。昨年の悪四郎山への道とは分かれる。



12:45 出発してスグ高原熊野神社
この神社は江戸時代から登場する

ひっそりと佇む神社は重々しい。
語り部の方が・・
ごめんなさい・・
隣にあった見事な樹に夢中になって
聞いてませんでした・・




12:52 神社を通って・・いよいよ本格的・・

13:13 針地蔵様。

13:17 身体が慣れてきたとはいえ・・蒸し暑い・・

でも〜昨日じゃあなくて良かったなあ〜!
13:21 アスファルトの道路をまたいで、向こうが熊野古道。進行方向である。

後続を待ちながら、プチ休憩。
13:36 緑がキレイ!
13:55 剱ノ山山頂

ここはちょっとした広場になっていて休憩にもちょうどいい。
この山は八百万の神々が鎮座される場所となっている。
いわば滝尻王子の奥の院のような山である。
14:26 不寝王子

この王子は熊野御幸記や中右記には出てこない。なかったものと思われる。
第一、滝尻王子から近すぎる。

しかし江戸時代には登場している。
14:35 こういう〜岩の間を通ったら・・

14:35 乳岩

なんでも・・言い伝えによれば・・藤原秀衡が熊野詣に来られたおり・・
ここで奥方様が産気づき・・お子を産み落とされた。
連れて行く訳にもいかず、ここに生まれたばかりの子を置いて行った。
帰りにみればスクスクと育ち・・

秀衡が熊野詣をしたという記録はなにひとつ残っていない・・「秀衡桜」と合わせ・・
いったいドコの秀衡?
14:47 まもなくゴ〜ル!

本来なら、ここから登っていくわけだ。

おお〜!川が見える〜!

14:48 滝尻王子
本来と逆に歩いたので
神社の裏から入った
この滝尻王子は
五体王子のひとつ。

★五体王子を祀る五大王子?★
藤代王子・切目王子・稲葉根王子・滝尻王子・発心門王子


五体王子
熊野の主神の御子神ないし眷属神として、三山に祀られる神々のなかでも、五所王子と呼ばれる神々(若一王子・禅師宮・聖宮・児宮・子守宮)を祀る神社であり、三山から勧請したものと考えられている
この滝尻王子から先が御神域である。
聖域に入るには・・そう!お決まりの水垢離である!
ここ滝尻王子は何と川が二つあるので・・二度の水垢離が必要となる!


水垢離嫌いの定家さん、冷や汗が出たか?出なかったか?
私は和歌山に来ると必ず!こういうジュースを買う!
柑橘類の「じゃばら」のジュースだ。
色々と種類があるらしい。これは皮ごとジュースにしたもの。
ちょっとマニアック!私好み!
もっとジュースっぽい方が喜ばれるかもしれないが乾いた身体には最高!
15:00

休憩&着替え&トイレで出発は15:45。

三宮着が18:45。速い時間に着いた・・が・・わらわはここから2時間ほどかかる・・

大満足の一日を終え、家に着いたのは20:30。
お風呂に入って大満足の一日を振り返りつつ・・「はぁぁぁ〜!極楽!極楽!」


 澤熊先生・・今日も一日、ありがとうございました!

記憶がイマイチ定かでないので間違えておりましたら・・ごめんなさい・・
その時は〜お忙しいこととは思いますが、掲示板なりメールなりでお教え頂ければスグに訂正いたします。

中辺路シリーズ、あと一回残っています。完結が楽しみです。
更に秋から始まる小辺路シリーズ、また関ヶ原などなど・・楽しみにしています。

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