熊野古道  大雲取り&赤城越え 2007.04.07〜08

二日目の大雲取りへはココをクリック

朝から息子の弁当を作ったりバタバタしていたら自分の乗るバスの時刻を忘れてしまった。ネットで検索し、ふと気が付くと・・出品していたオークションの落札通知がきていた。今日は泊まりなので連絡できないからと急いでメールしていたら時間がなくなってしまい、大慌てで家を出る。

6:33 マンションの満開の桜に見送られ、出発!

・・・しぃ〜〜〜まったぁぁぁぁ〜〜〜!・・・デジカメの替えのバッテリーを忘れたっ!・・・はああ・・
前回の青葉山ではカメラを忘れて恐怖に顔が引きつってしまったが今回はバッテリー・・今回は一泊二日なので替えか充電器は必須だったのに・・ああ・・何てバカなんだろう・・でも〜もう引き返すことはできない〜〜!〜〜あとは、やたらとシャッターを切らないようにするだけだ・・
7:39 集合地のピアザ前の公園は黒山の人だかり!・・こんなに早く着くんならバッテリーを取りに戻れば良かった・・と反省しきり!集合時間は8:05なんだもぉぉぉ〜ん!・・と・・バスの本数が少ないことも忘れて歯ぎしり・・え?・・猫の歯は尖ってるから無理だって?・・そうかなあ?

手書きの地図

今回のコースのメインは「大雲取り」だ。熊野古道最大の難関。日程を見ると15kmとある。
距離は私の足の・・というより関節の・・限界値。でも、本当の意味での難関は苔むした石畳。どうか雨が降りませんように・・

一日目の今日は「赤城越え」・・「赤城の山も今宵限り」ではない!間違えないように・・

平安の昔、上皇などがしきりに熊野を詣でた時は

「京都〜紀路〜中辺路〜本宮大社〜川下り〜速玉大社〜那智大社〜大雲取り〜小雲取り〜大日越え〜本宮大社(お礼参り)〜中辺路〜紀路〜京都」

というコースなのだが、江戸になって物見遊山的になれば「今から出ても本宮へは時間的にもう一泊しないと詣れないんだから、どうせなら湯の峰温泉で湯垢離したから詣でよう」と、急遽、中辺路から湯の峰へと抜けるコースができた。これが「赤城越え」だ。


これによって「京都〜紀路〜中辺路〜赤城越え〜大日越え〜本宮大社〜・・」というコースができた。
11:22 道の駅「中辺路」牛馬童子だ!わ〜い!あの旨い旨い弁当が食べられる!地元の山菜や魚・鹿肉などがてんこ盛りだ!今回はサンマ寿司。あと、炊き込みご飯やバラ寿司など、色々と変わる。私はサンマ寿司やサバ寿司は嫌いで食べないのだが、ここのは実に旨い!!
今日は何とも怪しい空模様だったが、ここで弁当を広げたとたんにポツポツ・・と・・仕方なくバスの中に・・あああ・・久々の雨やあ〜ま〜ええわ〜明日さえ晴れてくれれば〜
12:40 中辺路との合流地点というか分岐点というか・・発心門王子。最初に来たのはちょうど一年前の中辺路シリーズだ。
本来ならここから本宮へと行くのだが、今日は湯の峰温泉への赤城越え。中辺路から離れる事になる。でも暫くは前に通った道を引き返すような形になる。見た事のある神社などを横目に、これまた見た事のある広場へ出る
13:02 見たことのある広場。トイレあり!
ここでパラパラだった雨が
「しとしと雨」へと変わってしまった
のでカッパを着る。あ〜あ・・
13:15 
トイレ&カッパ休憩が終わり出発!
「赤城越え」の標識がある。
カッパを着て嫌だな〜と思っていたが・・なんとも気持ちよい!
道はフカフカ!生い茂った木々が心地よく雨音が響く。また雨の量がちょうどいい!しとしとと情緒豊かな雰囲気をかもし出し、
13:37 
←湯の峰・本宮   
三越峠・運行不能→
の、ボロボロの標識
鍋割地蔵
(なべわりじぞう)


14:11
何とも言えない
幻想的な景色が!

14:34 柿原茶屋(宿)跡
うっかりすると、そのまま真っ直ぐ行ってしまいそうだ。道の右手にある。

ここには電気のメーターがあった。近年まで住んでいたのかな?説明を聞き逃してしまった。この小屋の右横へと進む。
15:03 
景色がよい場所で休憩・・というか・・最後尾待ち
皆が揃うまで待つ。遠くに見える山桜が霞んで何とも情緒がある。私の大好きなツツジも満開!雨に濡れて更に美しく輝いていた。
15:09 
もう出発しているのに夢中で写真を撮っていたら・・先頭の人達が小雨に霞んで・・ええなあ・・

・・何でもいいから歩けよと怒られそうである・・
15:34 
民家の横をすり抜けて・・

もう湯の峰温泉!

大日越えの時の橋
今日は湯垢離OK!
ここで40分の休憩
バスはすぐ側
源泉は380円(薬湯)・・ただし、石けんやシャンプー等は一切使えない。
少し薄めてあるの湯が250円
小栗判官蘇生の湯である「つぼ湯」は20分750円・・でも今で4時間待ちとか・・
しょえええ・・ヌプリさんに連れてきてもらった時の15分待ちが最高のタイミングやったんや!こんなんと知ってたら具合が悪くても寒くても真っ暗でも待ったのにぃぃ!・・反省しきり・・

16:30 宿へ向けて出発!澤熊ツアーは一人でも一室がもらえる!ゆっくりとのんびり過ごせる。無論ツアー代金は変わらない。これはフェリーを使うときもそうで、二等寝台が用意される。
フェリーのはまだ参加した事はないが、そのうち参加したいと思っている。

私の部屋は513。前回と同様、山手にある神倉神社が窓から見える。最高!せっかくなのでお詣りしたいが、あの絶壁のような階段を思い出すと、ケガでもしたら困ると思い、諦める。またチャンスがあるだろう。

今日は早々と・・自動販売機で「びぃる」を買って部屋でカロリーメイトをアテに・・ええ気分やで〜!

19:00 夕食。食事は結構良かった。中辺路シリーズの最終回、熊野三山詣でも泊まったが今日の方が食事がいいような気がする。部屋で飲んだので夕食では飲まないと決めてたが、同じテーブルの方が2本とって乾杯のためについでくれる。明日があるのでクチを湿らす程度の量にしてもらった。50過ぎてから飲むと身体に影響が出るので飲まないようにしている・・きっと・・一生分のアルコールをすでに飲んでしまったと思う・・

「いや〜私、酔ったらメチャクチャしゃべり出すよ〜止まらなくなるよ〜」・・と・・一日中、誰かと話していた方が言った・・え?・・これ以上?・・飲ませてみようかな・・?・・想像がつかないなあ・・

部屋で飲んだビールが効いたようで眠くなり、部屋へ引き上げる。
横になったが何だかラップ音が続く。地震が起きそうだなあ。
ラップ音がおさまって静かになったと思ったら、夜中に少しだけ「ゆぅ〜ら」と揺れたようだった。

冷えたのか熟睡できないまま朝になった。まずいなあ・・大丈夫かな?・・

さてさて・・あとは次のページへ・・


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