那智の滝・二の滝・三の滝 2日目  2005.3.17.木

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★ハイキング当日3月17日(木)★

朝6時に起きて露天風呂へ。熱い!・・・すぐに内風呂に・・・ええ気持ちや〜。今日1日このままでもエエなあ・・・

朝食が終わると小雨が降り出した。やっぱり〜・・・究極の晴れ女やったのに今年は雨女に変身かあ?
予報でも1日中降るそうなので合羽を着ることにした。

8:00ロビーへ降りていく。男の人は、もうみんな集まっていた。しかし・・・いかついゴツイ方達ばかり・・・
ほんまに気楽に参加してエエんやろか・・・?
もう1人の女の人は自分の車で大門坂まで行って待っているそうだ。

駅に着くと近くのホテルに泊まった人、当日来た人、合計14人。
あと3人が大門坂で待っているらしいので、全部で17人となった。思ったより少ないなあ。
しかあ〜し!何でこうも歩き慣れた様子の人ばかり・・・誰を見てもそう思って不安になる。

路線バスに乗って大門坂の駐車場まで行く。
同じ旅館に泊まった人達が気軽に話しかけてくれる。
どうやら3人は山岳会に入っていて、かなり慣らしているようだ。
その中に混じって金剛杖を持った札所巡りの若い男性が詳しい説明を付け加えてくれる。

ちなみに・・・金剛杖は道中の支えになってくれる他、志半ばで倒れたとき墓標になるんだそうだ。
昔は死を覚悟して修行をしていたわけである。

駐車場で合流した私たちは現地の案内の人の挨拶を聞き、駅長さんの話を聞き・・・強くなった雨が気になり・・・早くしてくれ〜!
まあ、そんなこんなで出発進行!

見えてきました!大門坂入り口! ワクワク! この白い合羽の人が金剛杖の方。
TOKIOの山口達也君にそっくり!
以降「達也クン」と呼ばせて頂きます
植物学者の南方熊楠さんゆかりの旅館跡
「鏡石」・・・祈り石です


「九十九王子最後の王子跡」


これも「祈り石」
無事に詣でる事ができますように・・


ここまでが、いにしえの道。ここから少し上からが長い階段になる。
この写真の少し上で案内の方と付き添いの方から丁寧な説明があった。

「今から那智大社に正式参拝して頂き、お祓いと安全祈願をしてもらいます。
その後、一番札所の青岸渡寺に寄ります。
そして二の滝・三の滝へ向かいますが、今日は生憎の雨ですし、もしかしたら途中で引き返さなければいけないかもしれません。
普段でも道は大変急で岩伝いにしがみついて行かないといけない所なんです。
今日はかなり増水していると思われますから落ちると腰か胸あたりまで浸かるでしょう。それ以上の増水と思われた場合は引き返します。
なお荷物は水筒と杖だけにして身軽にしないとダメです。
そこの車の中に入れて下さい」


え?なに?なんだって?ひ〜え〜え〜え〜!
正直、万一脱臼でもしたらと不安メーターが振り切れるほどの動揺・・・


最後は、かなりの階段を上れば那智大社




ここで正式参拝と、神域に入るため、お祓い・安全祈願

ここでも神主さんが「今日は大変危険になっていますから、できれば中止して頂きたいと思います。本当に無理しないように」
不安は一気に高まる!
山に慣れている方達も動揺している方がある。




そのあと青岸渡寺へ(西国一番札所)

ずっと見えなかった滝が突然姿を現してくれる!

え〜・・・写真は、ここまで・・・あとは最後のシーンしかない。
あれから何度も何度も「危険」「落ちたら慌てないで」と聞かされるので「落ちたら流されるんですか?」と聞きたくなる。
「いえ大丈夫ですよ。流されたりはしませんよ。でも今日は流れが強いから気を付けて」
と言われ、ただでさえ足手まといになる私がカメラを持っていったら、ますます遅れるだろう。
持っていれば絶対写したくなるし・・・それに、御神域だし・・・あんなに落ちるっていう事は誰かが落ちたんだろうし、だったら私が落ちないはずがないし・・・カメラは水に濡れたら壊れるし・・・しゃ〜ないリュックに入れて預けておこう。
・・・という事で、肝心の場所の写真は1枚もない。
記憶の中には残っているが紹介できないのは残念だ。

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